プログラミング
子どものプログラミング学習は何歳から?始め方と選び方
「プログラミングって、何歳から始めたらいいんだろう」
学校でも扱われるようになり、周りで教室に通い始めた話を聞くと、少し焦りますよね。子どもはゲームや動画が好き。でも、それをそのまま学びにつなげてよいのか分からない。
親がプログラミングに詳しくないと、教室や教材の説明を見ても、結局どれがよいのか判断しにくいものです。
先に結論を言うと、「この年齢から始めれば安心」という一つの正解はありません。大切なのは年齢そのものより、子どもが今、何に興味を持っているかです。
早く始めることより、嫌いにしないこと
プログラミング学習というと、英語のようなコードをたくさん入力する姿を想像するかもしれません。
けれど、最初から難しいコードを覚える必要はありません。キャラクターを右に動かすには、どんな順番にすればよいか。思った動きにならなければ、どこを直したらよいか。試して、失敗して、少し変えてみる。その繰り返しが入り口です。
早く始めることには意味がありますが、早ければ必ず伸びるわけではありません。内容が難しすぎて「自分にはできない」と感じるより、「動いた」「できた」「もう一回変えてみたい」と思える方が、ずっと大切です。
年齢別に考える、無理のない始め方
幼児期なら、画面を見続ける教材でなくても構いません。矢印カードを順番に並べる、ブロックで道順を作るといった遊びでも、「順番を考える」体験になります。
小学校低学年では、文字をたくさん入力するものより、ブロックを組み合わせてキャラクターを動かす教材の方が取り組みやすいでしょう。自分が組んだものがすぐに動くので、正解・不正解だけでなく、作品を作る楽しさを感じやすくなります。
高学年になると、ゲーム、アニメーション、ロボット、Webページなど、本人が作ってみたいものから選びやすくなります。同じプログラミングでも、興味の入口が違えば夢中になり方も変わります。
始めどきのサイン
対象年齢の表示より、子どもの様子を見てみましょう。
「これ、どうやって動いてるの?」と仕組みに興味を持つ。うまくいかなくても、少しやり方を変えて試している。自分で作ったものを誰かに見せたがる。こうした様子があれば、始めどきかもしれません。
反対に、端末操作だけで疲れてしまう、説明を読むことが負担になる、失敗するとすぐに強く落ち込む、という場合は急がなくても大丈夫です。教室で先生に支えてもらう、親子で一緒に遊ぶ、もう少し簡単な教材に戻るという選び方もあります。
親が詳しくなくても大丈夫
「質問されても答えられないから、家では無理」と思う必要はありません。
親の役割は、正しいコードを教えることではなく、「何を作ったの?」「どこがうまくいかなかった?」「次はどうしてみる?」と聞くことです。答えを先回りせず、子どもの説明を聞くだけでも、考えを整理する助けになります。
むしろ、大人がすぐに答えを知らないことは悪いことではありません。一緒に試し、「分からないときは調べたり聞いたりすればいい」と見せられます。
教材や教室を選ぶ四つの基準
一つ目は、子どもが作りたいものと内容が合っているか。二つ目は、分からないときに質問できるか。三つ目は、家庭の生活の中で無理なく続けられるか。四つ目は、月謝だけでなく端末や教材を含めた費用が分かりやすいかです。
体験では、先生の説明が上手だったかだけでなく、子どもが実際に考えて触る時間があったかを見ます。帰り道に「またやりたい」「次はこうしたい」という言葉が出るなら、かなり分かりやすいサインです。
自宅で使える教材を比べたい方は、オンライン学習教材の選び方も確認してください。
ゲームが好きだから向いている、とは限らない
ゲームが好きな子は、プログラミングにも興味を持ちやすいことがあります。ただ、遊ぶことと作ることは別です。思いどおりに動かすには、地道に直す時間もあります。
だからこそ、最初から「将来に役立つから続けよう」と大きな目的を背負わせすぎない方がよいでしょう。まずは一つ、小さな作品を完成させる。それを家族に見せて、工夫したところを話してもらう。その積み重ねで十分です。
まとめ
プログラミング学習は、早く始めた人が勝つ競争ではありません。子どもが「作ってみたい」と思ったときに、その興味を邪魔しない難しさから始めるのが一番です。
何歳からか迷ったら、年齢表だけを見るのではなく、子どもが楽しそうに試せるかを見てみる。無料体験や短い教材で確かめてから決めても、まったく遅くありません。
学習への取り組み方や必要な支えには個人差があります。教室・教材ごとの対象年齢や提供内容、料金、体験・解約条件は、検討時に公式案内で確認してください。