親子の時間・家庭学習
子どもの勉強につきっきりで疲れたら。
親が離れても進められる家庭学習へ
子どもが宿題を始めると、あなたの家事も止まっていませんか。
少し離れると、手が止まっていませんか?
「これ分からない」「次は何をすればいい?」「丸つけして」。
少し離れると手が止まり、戻るとまた始める。気づけば、子どもの勉強が終わるまで、親も何もできなくなっている。そんな日が続いていませんか。
勉強を見てあげたい気持ちはある。でも、夕食も仕事も残っている。つい強い言い方をしてしまい、あとで落ち込むこともあるかもしれません。
まず伝えたいのは、疲れてしまうのは、あなたの我慢や教え方が足りないからではないということです。
なぜ、こんなに疲れるのでしょう。
親は、勉強を見ているだけではありません。
- 勉強を始めさせる
- 今日やる範囲を決める
- 分からない問題を教える
- 丸つけをする
- 集中を戻し、終わりを判断する
一人で、これだけの役割を担当しています。
親が疲れるのは当然です。減らしたいのは愛情ではなく、親が一人で抱えている役割です。
そばを離れると止まるのは、甘えているから?
そう見えることもあります。でも、次に何をすればよいか分からないだけかもしれません。
間違っていないか不安。分からない問題を飛ばしてよいか判断できない。いつ終わるのか見えない。そんな状態なら、大人でも誰かに確認したくなります。
自分で勉強できないのではなく、自分で進めるための道順がまだ見えていない。
そう考えると、叱る以外の方法が見えてきませんか。

今日、10分だけ離れてみませんか。
最初から完全に任せる必要はありません。まずは、次の順番を試します。
- 今日やる範囲を最初に一緒に決める
- 分からない問題には印をつけてもらう
- 親は10分だけ別のことをする
- 戻ったら、一人で進めたことを見る
できた量よりも、親が離れている間に自分で進められたことを見ます。10分が難しければ、5分でも構いません。
親が離れても進められた時間を、少しずつ長くしていけばいいのです。
それでも止まるなら、仕組みの力を借りてもいい。
今日やることを示す。丸つけをする。間違いに合わせて復習する。分からない問題に答える。
親が担当している役割の一部を、教材やオンラインの先生へ任せる方法もあります。
ただ、今すぐ申し込む必要はありません。まず家庭で10分離れる方法を試し、それでも止まる部分があれば、何を仕組みに任せたいのかを考えてみてください。
親が離れることは、学習を諦めることではありません。
今日やることが分かる。分からないときの進み方が分かる。必要なときに助けを求められる。
その環境を整えて、少しずつ子どもへ任せていく。
まず今日は、10分だけ離れてみませんか。
あなたが別のことをしている間に、子どもがどこまで自分で進められるか。そこから、わが家に必要な仕組みが見えてきます。
学習への取り組み方には個人差があります。無理に一人で進めさせず、年齢や理解度に合わせて見守り方を調整してください。